創業動機

          マリア社会福祉基金会の創立者荘宏達氏は敬虔なカトリック信者であります。1973年に高雄医学大学を卒業したのち、1975年に彰化キリスト教医院で内科医長を務め、その間にリハビリテーション部門で3ヶ月の研修を行い、徐々に心身障害の医療について関心を持ち始めました。そんな時彰化和美鄉にある心身障害児の教育を行っている仁愛小学校がリハビリテーション療法師を募集していたことを知り、早速応募し定期的に仁愛小学校でリハビリテーションを行いました。

           1983年台中順天医院の小児科医長をだったころ、心身障害児がきちんと適切な治療をしてもらえず、また入所のサービスも無かったため、病院の許可を得た上で近くの住宅を貸し切り、心身障害児にも適切な治療が得られるリハビリテーションセンターを設立しました。

          1986年荘小児科を創業し、リハビリテーションセンターを自身の診療所の二階に移し、午後の休憩時間を利用して、もう一人の職員と二人で5人の患者様へリハビリテーションを行いました。1988年には患者が30人までに増加し、それに伴い職員を5人に増やしました。これら患者の費用は荘医師が自身のクリニックの収入でまかないました。

          同じ年に台中市西屯區の教会でオーストラリア籍の郭瑞琳医師が脳麻痺の子供十数名をケアしていました。その郭医師が退職した際その子供たちが政府の紹介で荘医師のもとを訪れました。当時荘医師の持つ診療所のスペース並びに資金は限界に達していました。

          この事件をきっかけに、心身障害児が適切な場所で必要な介護を受けられるようにするために募金を始め、政府と社会の支援の下、1988年にマリア文教基金会を創立。同じ年に障害児のためのリハビリテーション並び教育、福祉を提供するマリア啓智学園を開設しました。

          現在マリア福祉基金会はマリア啓智学園、マリア霧峰教養家園、2002年には台中市政府に委託され「台中市愛心家園」を設立、離島の発達障害児のために金門県厚生科と提供して金門県児童早期療育センターを成立しました。

          「愛は止まらぬ」という主旨のもと、マリア社会福祉基金会のチームは社会のあらゆるところで心身障害者のために介護、医療、教育と就職事業を行っています。

 


ロゴの主旨

イエスと聖母図

イエスの母マリアを模範にし、職員が母のような精神を発揮することを望む。

聖母マリアと同じく弱者のための介護を行います。

薔薇は愛と美を意味し、

愛のつまった美しき世界へ導きます。

 


「マリア基金会の歌」   (歌詞:鍾雲如 曲:葉東安)

特別なエンジェル   

 

マリアの天使 マリアの天使

愛が止まらぬように

ある天使が早くこの世に来たくて

早すぎて 早すぎて

ぐるぐる回り 羽が曲がってしまい

あ~あ、 特別なエンジェル

よりたくさんの愛を

あ~あ、 特別なエンジェル

繋いで未来へ

マリアの天使 マリアの天使

愛が止まらぬように

ある天使が早くこの世に来たくて

恐れず一生懸命飛び

あ~あ 特別なエンジェル

よりたくさんの愛を

あ~あ 特別なエンジェル

繋いで未来へ

 


 

我々の使命と望むもの

  • 我々の使命: 「愛は止まらぬ」という主旨とキリストの福音で、心身障がい者のための事業を行う。
  • 我々が望むもの : .各種障害者事業の実現

    .命の教育を実践する場所

    .障害者のための施設の模範的存在

    .社会と融和する空間